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2009年6月

静寂の叫び②

・下巻も佳境に入り、遂に聾唖の主人公、メラニーの反撃が始まる。極限状態の中で一番頼りになるべき存在の年配教員。しかも唯一の健常者の先輩教員がまったく役にたたず、泣いてばかりでレイプの餌食になるなど、なんとも情けない話しだ。しかし現実世界でもよくある事で、健常者よりハンデイキャップのある人の方が強いのは世の常だ。

・8人の聾唖の人質は以外なほど助かっている。殺されてしまったのは年長者の美人で、本来なら物語のリーダーになるべき闘争家だ。 こんな相手を選んでわざわざ殺させたのは何か裏がある。現実世界でも弱者より強者が邪魔になる事はある。

・主人公のネゴシエーターは職務を放棄して犯人に対峙しようとしている。暴力的な特殊舞台は今か今かとてぐすねをひいて闇の中、草叢の中に息を潜めている。いったい誰が生き残り、誰が死ぬのだろうか?

・その時を待ち、朝の電車に乗るのだ(電車で読書)

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『静寂の叫び』

◆PCのセキュリティをシマンテック、ノートン360からソースネクストに変えて、PCも軽くなった。これは使いやすい。FX取引もできそうだ! 創作もできそうだ!! ブログも更新できそうだ。

◆シマンテックでは更新の度、料金がかかり、セキュリテイも高く重いものに買い替えさせられるので、安全性は高いとはいえ、つき合えきれないのだ。

◆長かった6月の島旅も本日の新潟でほぼ終わりになる。北海道、沖縄、奄美大島、仙台、新潟。どれも日帰り的な出張である。

◆旅の空では『ロックフェラー』の経済本の他、ジェフリー・カーヴァーのサスペンス本にいたくはまっている。 ①ハリウッド大作映画的であり ②猟奇的であり ③なによりも知的である。 ●教会や精肉工場といった閉鎖環境の設定が抜群で、登場人物も少なく、犯人も被害者もはじめからわかっていて、読者に対して卑怯な所はひとつもない。 長くても1週間ほどの極限設定の小説だが、犯人にも被害者にも探偵役にも異常に魅力があった素晴らしい

静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Book 静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者:ジェフリー ディーヴァー
販売元:早川書房
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長旅と読書

・6月は仕事で出張ばかりしている。どれもほぼ日帰り。仙台も日帰り、北海道も一泊したがピタリ24時間後に会社に帰ってきている。奄美大島と沖縄も日帰り。島を渡るつなぎがないので一泊二日で羽田に泊まっている。

・その間に待望の子メダカが生まれる。今夏は約30匹の二世メダカの中で雌が少ないのか? 雄の精子が足りないのか? 水槽がせまいので自然調整されているのか、ペースは遅い。 昨年は6匹からはじめて60匹は増やしてる。でも夏の引越のショックで多くが亡くなったのであった。その中でメスが多かったのかな??

・デビッド・カーヴァーの『監禁』が面白い。長旅が続き、長く空を飛んでいてもこんなのがあれば充分。ハリウッド映画並の出来の良さだが、登場人物が少なく、事件の展開が1週間ほどで、犯人も被害者もはじめから面が割れているのに、こんな面白い知的サスペンス(猟奇スリラーでもある)はなかなかない。終章、あと文庫本、100pほどだが、どこに話しが落ちつくのだろうか

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『吉原手引草』

◆完全ネタばれ◆

吉原手引草 (幻冬舎文庫) Book 吉原手引草 (幻冬舎文庫)

著者:松井 今朝子
販売元:幻冬舎
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・構成のよくとれた名編だ。是非テレビか映画化したい。WOWOWだってよい。クライマックスの殺害現場はまさに火の出るような絢爛さで彩られるだろう。

・ストーリーは単純。お姫様が吉原に身売りして当代随一の花魁になるが、お家断絶の復讐のため、廓で殺人を犯すというものだ。その見せ方がよい。吉原を巡る一連の薀蓄書、学術書にもなっている。

・物語の肝心な所は花魁の葛城の実体が最後まで現れず、各人の語りの中だけで存在する事。東野圭吾の『白夜行』や宮部みゆきの『火車』でさえ、最後の一文でヒロインの実体が現れるのだが、この『吉原手引草』だけはストイックにヒロイン像は隠されたままだった。そこがすごい。

・色男の岡っ引き、探偵役もいい。当代で言えば加瀬亮か松田翔太あたりが演じそうな役だ。花魁は脱ぎっぷりも色気も充分で、かつ可憐な吉高由里子がよいかと思う。ちょっと昔なら菅野美穂か?

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