『美代子阿佐ヶ谷気分』
・衣装の半分以上は裸だ。数年前、評判の毛皮族のミュージカル『天国と地獄』を見に行ったが、すでにメジャー級で評判の高い演劇を行う毛皮族の中では町田マリーは圧倒的なスター性なのか、出番も少なくお上品だったので、代表の江本純子のパワーに比べると感動は今一のものだった。しかし町田マリーにはまちがいなく他を圧倒するスター性がある。
・昭和の香り、ロマンポルノばりの濡れ場。ポテっとした肢体。そして舞台挨拶で見せた慎重さ、考えの深さ。そんな物がよい。
・映画は稀代の芸術家、安部慎一の半生を追いながら、芸術も愛も美代子一人であった事が切々と綴られる。その漫画は地味で普通で何が面白いのか思うが、全共闘や学生運動で荒れていた70年代、何物にも気をむけず、阿佐ヶ谷の古アパートで美代子の事に集中しているのがよい。
・2009年7月4日 ・東京渋谷、イメージフォーラム。舞台挨拶の場にいた。
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