『1Q84』
・衆院選と共に嵐(台風)が行ってしまった。早く帰れという会社指示も良かったがもっと早くてもよかった。そんな一日、村上春樹の話題作『1Q84』を読み始める。
・この一冊はやはり帰省とともに田舎でゆっくりと読みたかった。サスペンスやミステリーではないのだが掴みがよい。1ページ目からグイグイ読ませる。
・村上春樹の飢餓感同様、この掴みならクチコミでぐいぐい評判が広がり本は飛ぶように売れてくはずだ。
・高速道路の一風変わった脱出方法、日常の中のほんのささやかなトレビア情報(ちょっと物知り) 美女と殺し屋、セクシーと悪意。登場人物もわかりやすいキャラ。印象深い名前なのでよい。
・心配なのは『アフターダーク』『海辺のカフカ』など、近年の村上作は前半の躍動感に比べて、後半が観念的で複雑になりすぎて苦痛そのものになること。これさえなければ傑作である。
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